島根県で鉄道事業を行う私鉄の一畑電鉄は、2025年(令和7年)3月2日より新型の単行電車「デハ8000系」の運行を開始しました。「デハ8000系」はデュアルシートに目が行きがちですが、私は、1両での運行ができる事が最も大きな特徴だと考えています。なぜならば、山口地区には105系・123系の配置があり、車両の置き換えの時期が迫っています。227系での置き換えも考えられますが、123系については、1両から2両への増車となり運行コストが大きくなる可能性が考えられます。そこで、「デハ8000系」での105系・123系置き換えの可能性を考えてみたいと思います。
なお、一畑電鉄は2025年(令和7年)4月1日(土)にダイヤ改正を行っています。
一畑電鉄ホームページより
一畑電鉄2024年12月3日プレスリリースより引用
山口地区の現状
使用されている車両(電車)
JR西日本の山口地区では、現在次の車両が使用されています。
- 115系(T編成2両編成・N編成4両編成)

山陽本線の(岩国駅~下関駅)での運行となっています。2両から4両の運行があり、ワンマン運転(都市型ワンマン)が行われています。N編成は転換クロスシートで2扉の車両ですが、T編兵は固定式のクロスシートとなっていて3扉のしゃりょうとなっています。N編成については、8両での運行もかこにありました。下関総合車両所下関支所の所属です。
- 227系(A編成3両編成)

山陽本線の(岩国駅~新山口駅)での運行です。3両編成および6両編成での運行のみとなっています。3両編成の場合は、ワンマン運転となります。車内は、3扉で転換クロスシートです。下関総合車両所広島支所所属の車両です。
- 105系(U編成・K編成2両編成)

山陽本線(岩国駅~下関駅)・宇部線(全線)・小野田線(本線のみ)で運行されます。3扉で車内はオールロングシートとなっています。ワンマン運転での運行です。この車両の色は、以前の色で現在は、復活塗装で元の色に戻された車両以外は黄色一色です。下関総合車両所下関支所の所属です。
- 123系(U編成1両編成)

宇部線(宇部新川駅~宇部岬駅)・小野田線(全線)で運行されます。2扉で車内はオールロングシートとなっています。ワンマン運転での運行です。車両は黄色一色です。下関総合車両所下関支所の所属となっています。あまり有名ではない車両です。
これらの車両の置き換えについて
どの車両で置き換えるか
編成の長い、115系および広島から乗り入れている227系は、多分山口向けの227系2両編成もしくは3両編成での置き換えとなるでしょう。一方、105系・123系については、車両運用の自由度を大きくするために単行(1両)編成での置き換えをしたいのではないでしょうか。
そうなると、新車の製造以外で考えた場合、2両連結して使用している小浜線の125系がまず候補に挙がるでしょう。小浜線は、1両編成での運行がないので125系である必要はなく、227系を申請しても本来は問題ありません。
小浜線の125系の転属が難しい理由
小浜線用の125系については、小浜線の電化を行ったとき(2010年3月13日)に、導入された車両ですが、福井県からの補助金が使われているため他で使うのは困難です。227系の新車を投入するのであれば、福井県も認める可能性は十分にあると思いますがいつになるかもまだ決まっていない状況です。そのため、車歴の高い123系については早めに置き換える必要がありそれは数年のうちにやってくると思います。
一畑電鉄「デハ8000系」の製造について
この車両は、JR西日本後藤テックが製造しています。普通に考えると、4両だけ新車の製造を本来車両メーカーでないJR西日本後藤テックが関与する可能性は低いと考えるのが普通です(キハ120系をライセンス製造しましたが)。そのため、私は123系の置き換え用の車両と105系の置き換え用の車両(105系は単行車両で置き換えると予想しています。)のプロトタイプとして製造を請け負ったものと予想しました。
近いうちに、JR西日本から新型車両のプレスリリースがあるのではと考えています。勝手に、鉄道ファンが予想しているだけなので実際は、山口地区は全て227系で置き換えられるかもしれません。
まとめ
一畑電鉄の新型車両「デハ8000系」のニュースを聞いた時、JR西日本後藤テックが製造したということで105系・123系の後継車両は、これの量産型だと感じました。123系自体は、小野田線の廃線問題があるため路線自体がなくなる可能性もあり実現しないかもしれません。
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