2024年(令和6年)12月13日に、JR四国は3月15日(土)に行うダイヤ改正をプレスリリースしました。今回のポイントは、各路線でのパターンダイヤ化の拡大・タクトダイヤ時間帯の拡大・特急列車の削減がです。
JR四国ホームページ
ダイヤ改正の内容
パターンダイヤ化の拡大
次の路線でパターンダイヤの時間帯を拡大します。
- 予讃線(高松ー多度津)
- 予讃線(伊予西条ー松山駅)
- 予讃線・内子線(松山ー宇和島駅)
- 予土線
- 土讃線(多度津ー琴平)
- 高徳線(高松ー引田)
- 鳴門線(板野ー徳島)
- 牟岐線(徳島ー阿南)
完全なパターンダイヤではないので注意が必要です。減便したのを分かりにくくするためでしょうか。
「うずしお」号の車両変更
キハ185系で運転されている「うずしお」号を2600系もしくは2700系での運転となります。キハ185系は引退となります。
「マリンライナー」と高徳線の乗り換えの改善
パターンダイヤ化により高松駅での乗り換え時間が改善します。
12時から21時台の間に高松駅に到着する快速「マリンライナー」は、高松駅にて高徳線の列車へ10分以内で接続します。
10時から20時台の間に高松駅を発車する快速「マリンライナー」は、高松駅にて高徳線の列車から10分以内で接続します。
「マリンライナー」と「うずしお号」が接続することになったので歓迎する人は多いのではないでしょうか。
「うずしお号」の停車駅の見なおし
始発駅9時から17時の「うずしお」の停車駅が栗林・屋島・志度・三本松・引田・板野・池谷となります。
徳島駅のタクトダイヤ化の拡大
10時から19時台において徳島駅の高徳線・牟岐線・徳島線・「うずしお」号の到着時刻・発車時刻が統一されます。
備後落合駅の14時のイメージでとらえればいいと思います。撮影するのも待つ必要がなくなりそうです。
「しまんと号」の快速「南風リレー号」への格下げ
高松ー高知間の特急列車「しまんと号」を廃止し、「南風リレー号」となります。これにより、宇多津駅での乗り換えとなります。特急料金は安くなりますが乗り換えが発生するので利便性が低下します。高速バスへ切り替える人が出るかもしれません。
「宇和海」号の伊予大洲駅・八幡浜駅の乗り場の統一・ワンマン運転の開始
伊予大須駅・八幡駅の「宇和海」号がすべて1番乗り場になります。また、八幡浜ー宇和島駅間でワンマン運転となります。
特急料金を余分に払っているので良いのではないでしょうか。
「南風22号」の大杉駅への停車
高知(16時13分)発岡山(18時41分)着の「南風22号」が大杉駅に停車します。
列車の運転取りやめ
次の列車特急列車が運転取りやめとなります。
- 土讃線 「しまんと3号」「しまんと4号」「しまんと6号」「しまんと7号」
- 高徳線「うずしお32号」
- 徳島線「剣山1号」「剣山4号」「剣山6号」「剣山9号」
- 牟岐線「むろと1号」「むろと2号」
特急列車11本が運転取りやめです。南風号の宇多津駅での併結作業は見納めとなります。また、牟岐線の特急列車がなくなります。「剣山」も5往復から3往復への減便です。
次の普通列車が運転取りやめ
- 多度津(8時56分)発観音寺(9時34分)着
- 高知(6時49分)発伊野(7時14分)着
- 高知(17時59分)発須崎(19時17分)着
- 伊野(7時49分)発高知(8時16分)着
- 須崎(8時50分)着高知(10時01分)着
昨年の10月のダイヤ改正に続いての減便です。理由は書いてありませんが運転手不足が続いているものと思われます。
次の列車の運転区間が一部短縮されます。
- 土讃線「うずしお6号「うずしお13号」「うずしお22号」「うずしお29号」(岡山ー高松間)
- 観音寺(9時26分)発高松(10時57分着)→多度津(9時59分)発高松(10時57分着)
- 阿波池田(16時45分)発高知(19時04分)着→大歩危(17時17分)発高知(19時04分)着
- 高知(17時49分)発阿波池田(20時24分)着→高知(17時49分)発大歩危(19時48分)着
こちらも運転手不足なよるものでしょう。
まとめ
今回のダイヤ改正は、特急列車の減便とパターンダイヤ化に伴う減便が主な内容です。近い距離でも特急列車を使わざるを得ない利用者にはかなり痛いダイヤ改正となるでしょう。ダイヤが大きく変わるので利便性が実際どう変わるかは蓋を開けるまではわからないプレスリリースでした。
ダイヤは減便ですが、臨時列車は今まで通り運転されます。詳しくは、リンク先で見てください。
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