富山県の富山地方電鉄「立山」と長野県のJR大糸線の「信濃大町」を結ぶ」「アルペンルート」が、4月15日~11月30日の間運行されます。それに伴ってJR東海とJR西日本は、現地までのきっぷとアルペンルート内のきっぷがセットになった「トクトクきっぷ」である「立山黒部アルペンきっぷ」を今年も販売すると発表しました。
JR東海ホームページ
JR西日本ホームページ
「立山黒部アルペンきっぷ」について
共通事項
- 販売期間 2025年4月1日(火)~11月23日(日)
- 利用期間 2025年4月1日(火)~11月30日(日)
- 有効期間 8日間
当日でも購入は可能です。私は、11月に行った時に北陸本線の特急「サンバーバード」の指定席が取れずに、新大阪駅~金沢駅まで2時間30分座れずにつらい体験をしましたので早めの購入をお勧めします。
JR東海
「ひだコース」と「しらさぎコース」の二つが発売されます。京都・大阪市内発については、JR西日本で説明します。どちらのコースも、アルペンルートとの接続駅はJR富山駅とJR信濃大町駅となります。
- 「ひだコース」(高山本線・中央本線)
名古屋駅~富山駅まで特急「ひだ」が利用できます。また、高山線岐阜~飛驒古川間は途中下車可能となっていますので下呂温泉・高山での観光も可能です。ただし、指定席は1回しか利用できません。
名古屋駅~信濃大町駅までは特急「しなの」の利用ができます。に大糸線の信濃大町~松本間、中央線中津川~洗馬駅間で途中下車可能です。松本市内の観光も一緒に可能です。こちらも指定席は1回の利用ですが、「あずさ」利用の場合は、指定席の利用回数に含めないため東西の信州への特急列車の乗り比べをすることも可能です。
- 「しらざぎコース」(北陸新幹線・中央本線)
名古屋駅~米原駅まで特急「しらざぎ」が利用できます。途中下車は金沢駅で可能ですので金沢の観光も同時に可能となっています。富山地方鉄道の寺田~宇奈月温泉間が利用できないため、別途料金が必要ですが「黒部渓谷鉄道」も併せて乗りたいところです(今年度は、昨年の能登半島地震の被害からの復旧工事が終了しないため猫又駅~欅平駅間までは運行しません。)。「黒部渓谷鉄道」は4月20日(日)から2025年(令和7年)の営業を開始する予定です。
また、富山地方電鉄は、4月15日(火)に大規模な減便を伴うダイヤ改正がありますのでダイヤについては確認をしてから行くことをお勧めします。
名古屋駅から品大町区間については、「ひだコース」と同じになります。松本での観光・「あずさ」「しなの」の乗り比べが楽しむことができるでしょう。
- 京都・大阪からの利用について
プレスリリースには、書かれていますがJR西日本の区間となりますので「JR西日本」で取り扱います。
JR西日本
京都市内・大阪市内・神戸市内・姫路・岡山・広島からの設定があります。
- 往復北陸新幹線(新幹線・サンダーバード利用)
行き帰りが、ほぼ同一行程をなるので大糸線の信濃大町~糸魚川間を乗ってみたいのであれば利用もありでしょうが、基本的にはお勧めはしません。途中下車は、信濃大町~糸魚川間・金沢駅で可能ですが、北陸新幹線は指定席が1回しか利用できないので途中下車した場合は自由席の利用となります。姫路~広島間の出発の場合山陽新幹線の利用が可能です。
- 北陸新幹線・中央線経由(新幹線・サンバーバード・しなの利用)
大半の方がこちらを利用すると思います。金沢・松本での観光が可能になります。コースとしては、「サンダーバード(大阪・新大阪から敦賀)」+「北陸新幹線(敦賀~富山)」と「しなの(松本~名古屋)」+「東海道・山陽新幹線(名古屋~出発駅)」になります。有効期限が8日ありますので有効に活用したいところです。
まとめ
JR東海と、JR西日本はアルペンルートまでの往復のきっぷとアルペンルー内のきっぷがセットとなったトクトクきっぷである「立山黒部アルペンきっぷ」を販売を4月1日(火)より開始します。アルペンルートの開通日は4月15日(火)の予定となっています。今年から室堂駅~大観峰駅間がトロリーバスから電気バスに変更となっています。
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