JR北海道は、時刻表3月号の販売に合わせ2月25日にに釧路支社管内のダイヤ改正の詳細を発表しました。減便についてが中心の改正となっています。また、日本の最東端の駅である「東根室駅」が廃止され「根室駅」がその座につきます。釧路発の始発列車の廃止により釧路市に宿泊し根室での日帰り観光は厳しいものとなるでしょう。
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今回のダイヤ改正の内容は次の通りです。
「おおぞら7号」に接続する列車の接続時間の改善（根室本線）
「おおぞら7号」に接続す列車の時刻を56分（帯広駅）繰り上げることによって接続の改善が行われます。また、ダイヤ改正で「おおぞら7号」が通過7となった池田駅への救済が行われます。
| 帯広 | 札内 | 幕別 | 利別 | 池田 | |
| おおぞら7号 | 16：18 | → | → | → | → |
| 普通 | 16：25 | 16：30 | 16：39 | 16：45 | 16：50 |
今回のダイヤ改正で「おおぞら7号」が通過となった池田駅の利用者への救済措置だと思われます。改正前に「おおぞら7号」に接続していた帯広駅（17時21分）発池田行きは時刻が帯広駅（17時00分）発に繰り上がっています。
花咲線（根室本線）・釧網本線の夕方時間帯の列車の発車時刻の繰り下げ
- 花咲線 釧路（18：59分）発→釧路（19時40分）発
- 釧網本線 釧路（18：54分）発→釧路（19：24分）発
「高校生との意見交換会」での意見により繰り下げたようですが、実際は増便の要求ではなかったのではないかと思います。部活動の関係でぎりぎり乗れないということだとは思いますが、釧網本線はともかく花咲線は、前の列車と3時間以上あくことになります。逆の意見が出てきそうな気がしますが・・・。
また、厚床駅～根室駅間において10月から11月にかけての9日間、保線工事を日中に行うため上下3往復の列車がバス代行となります。
花咲線（根室本線）の一部列車の運転取りやめ
- 釧路（5時35分）発根室行き
- 釧路（20時37分）発厚岸行き
- 根室（5時31分）発釧路行き
- 厚岸（22時05分）発釧路行き
上りと下りの始発列車1往復と夜の時間帯の釧路駅～厚岸駅間の1往復の列車計4本が廃止となります。朝の根室行きは、2008年まで運行していた急行「まりも」と接続していた列車ですが「まりも」廃止後は乗車率が低かったため廃止になったと思われます。一度乗車したことがありますがほとんどが観光客と鉄道ファンでした。この列車にあわせて定期観光バスが運行していましたが今後どうなるのでしょうか。日帰りでの根室観光は難しくなりそうです。
バスを利用してほしいとの記載がありますが、1日に2本（土休日は1本）のみの運転です。しかも、朝の根室方面と夕方の釧路方面は設定がありません。しかも予約なしで満席の場合は乗車できないようです。大丈夫なのでしょうか。
釧網本線の最終列車の区間廃止と時刻の繰り上げ
釧網本線の現在、川湯温泉駅（20時41分発）釧路行きを摩周駅（19時50分発）となります。川湯温泉～摩周駅の区間が廃止となり、摩周駅発車時刻も1時間8分の繰り上げとなります。
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