JR東日本は、1月29日に冬の臨時列車として「はやぶさ49号」青森行きを平日(2月18日(月)~2月20日(水)・26日(火)・27日(水))に設定すると発表しました。これは、2月13日(木)~3月13日(木)の間に利用できるきっぷ「旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス」の販売に併せての設定だと思います。
JR東日本ホームページより
「はやぶさ49号」について
以下の設定で運転されます。
- 運転日 2月18日(月)・19日(火)・20日(水)・26日(水)・27日(木)
- 停車駅 東京(6時00分)・上野(6時06分)・大宮(6時25分)・仙台(7時33分)・盛岡(8時17分)・二戸(8時38分)・八戸(8時50分)・七戸十和田(9時02分)・新青森(9時17分)
- 車両 E5系(10両編成)
なぜ設定されたのか
本来この列車は、土休日に設定されている臨時列車です。仙台・盛岡だと出張利用には少し早い時間なので、観光客を目的とした列車です。今回、平日に「はやぶさ49号」が設定された理由として「旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス」の販売が挙げられます。ただ、2024年10月18日のプレスリリースでは発表されていなかったので別の理由が考えられます。
2月下旬から3月上旬の期間は、大学入試試験が行われる時期でもあります。「旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス」は、2024年12月10日に販売が発表されており、定期列車「はやぶさ1号(東京6時32分発)」の予約が早々に埋まってしまったのでしょう。大学受験者から、予約が取れないとの意見が出て慌てて臨時列車として設定したと思われます。北海道の大学を受験するのであれば体力的に疲れる新幹線ではなく飛行機を利用するため新青森までの設定としたのでしょう。もっとも、「旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス」は北海道新幹線は利用できませんので新青森までで十分だと思います。
さて、この「はやぶさ49号」ですが、東北地方のローカル線への連絡はよくありません。したがって、鉄道ファン(特に乗り鉄にとって)は便利な列車とは言えないです。逆に、観光するのには現地の滞在時間が約30分増えるので使い勝手の良い列車と思います。仙台・盛岡・青森(青森よりも弘前ですが)は、定番観光スポットといえます。
新青森駅では、「つがる42号(秋田行き)」がこの列車の到着前である9時11分に発車します。「つがる42号」の発車時刻を15分遅くすれば乗り換え可能となります。ダイヤ的には可能だと思いますが、3月15日のダイヤ改正以降でも変更はありません。接続をとってくれれば、さらに秋田での観光需要を呼び込むことが可能だと思います(定期の「こまち1号」は、秋田着が10時24分)。「つがる42号」の秋田到着は11時45分なので、通常の観光客にはメリットはありませんが鉄道ファン的には乗りたいと思う人が多いでしょう。
まとめ
JR東日本は、1月29日に冬の臨時列車として「はやぶさ49号」を運転すると発表しました。運転日は、2月18~20日、26日、27日です。「旅せよ平日!JR東日本たびキュン早割パス」の販売のため「はやぶさ1号」の指定席が入手できなかった受験生のための救済措置だと思われます。東京(6時00分)で、仙台(7時33分)、盛岡(8時17分)、新青森(9時17分)のダイヤでの運行となります。
JR西日本で、新神戸ー博多間で500系「のぞみ」の復活運転が行われます。
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