わずか16席のプラチナチケット？＃キハ185系「むろと」号

　3月15日（土）のダイヤ改正で廃止される牟岐線を走る特急「むろと」号ですが、指定席が16席しかないためJRサイバーステーションで空席照会をすると土日を中心に指定席が売り切れている列車が結構あるようです。

特急「むろと」号

運行区間　徳島駅～牟岐駅（牟岐線）
本数　1往復
車両　キハ185系2両編成（牟岐駅側の車両の運転手側16席が指定席、残りが自由席）
ダイヤ　下り　徳島駅（19時33分）→牟岐駅（20時58分）　上り　牟岐駅（6時59分）→徳島駅（8時20分）

　最後に牟岐線に残った特急列車ですが、3月14日（金）が最後の運転となります。「JRサイバーステーション」で確認したところ3月14日の夜に発車する「むろと1号」は運行するので、翌朝の徳島行きの列車の最初の3本の中の1本は1日限定のキハ185系での運転となりそうです。

乗車するには

　下りの「むろと1号」に牟岐駅まで乗車すると、列車交換のため停車している徳島行きの普通列車に乗り換えがダイヤ上は可能です。ただし、「むろと1号」が遅れた場合徳島に帰ってくる方法はありません。また、夜に運行する列車のため車窓を楽しむこともできませんし、乗り鉄の場合は牟岐駅～阿波海南駅の間が残ってしまいます。

　それを考慮すると、前日に高知県側から室戸岬経由で牟岐駅の近くに宿泊することをお勧めします。上りの「むろと2号」は、徳島駅で同じく3月15日にダイヤ改正で岡山駅乗り入れがなくなる「うずしお6号」に接続していますので併せて乗車が可能です。

　なお高知県からのルートを使う場合は、ほとんどの区間が土佐くろしお鉄道とバス路線ですので「四国みぎした55フリーきっぷ」が便利だと思います。金額は5,800円です。フリーきっぷですので室戸岬に寄ってから徳島県に入ることも可能です。特急券は別途必要ですので事前に用意しておく必要があります。