中庄駅で「サンライズ出雲・瀬戸」を見た時にふと「サンライズゆめ」という列車あるのを思い出しました。「サンライズゆめ」は、下りが東京~広島・上りが下関~東京の間を285系の予備車で運行されていた寝台特急です。
「サンライズゆめ」について
「サンライズゆめ」は、5編成ある285系の内の予備車と使って運行されていました。時刻は、2000年(平成12年)秋の時で、下りが東京(22時10分)発広島(10時00分)着、上りが下関(15時37分)発東京(6時27分)着でした。2008年(平成20年)の冬まで運行されていました。予備車での運用なので7両編成の運転でした。
普通に考えて、東京駅の始発の「のぞみ1号」が広島着で9時49分ですし、上り列車も東京行き最終列車の「のぞみ64号」が広島発の時刻が20時02分です。「サンライズゆめ」の広島発が20時00分ですのでわざわざ使う人はほとんどいないでしょう。
また、「サンライズ出雲」については予約が取りにくい状況を考えれば予備車を「サンライズ出雲91号・92号」に使うのは当然の判断だと思います。そういう意味でなくなった列車であるのは分かってはいますがそれでも走らせてほしいという気持ちがあります。
再現は可能なのか
2024年度のダイヤ改正で「サンライズ91号・92号」は、次の時間で設定されています。
サンライズ91号 | 時刻 |
東京 | 22:21 |
大阪 | 6:04 |
岡山 | 8:48 |
米子 | 12:02 |
出雲市 | 13:39 |
サンライズ92号 | 時刻 |
出雲市 | 13:52 |
米子 | 15:25 |
岡山 | 19:26 |
大阪 | 22:29 |
東京 | 6:23 |
この設定だと下関まで行って折り返してくるのは難しそうですし、このためだけにシーツなどの用意もできないでしょう。また、個室寝台は売れても指定席は売れそうにありません。実現は難しそうです。
あえてするならば
当時のルートでだめなら別のルートを考えてみます。私が考えたのは、出雲市→米子→倉敷→中庄→倉敷→下関と下関から逆ルートで出雲市に帰るルートです。これなら可能性はありそうです。実際に販売したら売れるのでしょうか。転売が横行しそうなのでツアー商品となるでしょうね。新幹線の旅もいいですが、寝台列車でゆっくり旅行するのも楽しいと思います。
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まとめ
寝台特急「サンライズ」もそろそろ引退の時期が近づいていますが、後継車両の話も出てきていません。もしかしたら最後の定期運用の寝台特急なのかもしれません。私は、何回かきっぷは取ったのですが、運休になって1回も乗れていません。寝台列車の乗車は、「あけぼの」を立席特急券で大館~青森までと、「青春18きっぷ」を使ったときに、米子~出雲市間をワープに利用した時だけです。機会を見つけてぜひ1回は乗りたいです。全然まとめにも記事にもなっていませんが終わりにします。
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