JR芸備線とJR木次線との交わる駅である備後落合駅に行くことのできるフリーきっぷがJR西日本tabiwaトラベルで販売されています。有効期限は3日間でJR西日本岡山支社管内のすべての路線と岡山電気軌道・井原鉄道・水島臨海鉄道と指定されたバス路線および航路が利用できます。詳しくは、リンク先を見てください。
JR西日本tabiwaトラベルより
今回紹介する「岡山ワイドパス」は、JR西日本の赤字ローカル線を訪問する際におすすめのきっぷです。有効期限は3日間で料金は4,200円となっています。1日あたり1,400円ですので不通に乗っていても十分に採算が合います。
また、岡山電気軌道の路面電車・井原鉄道・水島臨海鉄道にも使えますので単なる折り返し乗車という使い方だけでなく周遊することも可能です。ただし、県北の路線である芸備線・伯備線・姫新線・因美線は雪で運休することもあるので事前に天気予報を確認しましょう。そして、必ず時刻表を携帯して行ってください。岡山の鉄道ファンとしてお待ちしております。
この切符のエリア内には秘境駅も多く秘境駅ファンの方にもおすすめです。牛山隆信さんのホームページで紹介されている駅も多く含まれております。
牛山さんのホームページより
伯備線から、布原駅・新郷駅・方谷駅の3駅が選ばれています。ただし、布原駅は芸備線の列車しか停車しませんし降りたら当分列車は来ませんので相当な覚悟が必要です。芸備線からは、内名駅・備後落合駅が入っています。岡山駅(11時24分)発新見行きに乗車し、新見駅(12時58分)着の芸備線に乗り換えれば有名なキハ120系そろい踏みを見ることができます。木次線は、春まで運休する可能性があるので見れないかもしれませんが。そして、因美線からは知和駅が選ばれています。知和駅は、1時間くらいすれば智頭から列車が戻ってきますので十分秘境駅気分を味わえるでしょう。
観光面からいえば、岡山の「後楽園」・「おかでんミュージアム」(岡山駅から岡山電気軌道東山えんで終点の東山まで行ってください)、倉敷の「美観地区」・「大原美術館」、国産ジーンズの聖地せある児島、そして、高梁にある現存12天守の一つ「備中松山城」では城主のさんじゅーろーがお待ちしております。さらに、津山の「鶴山公園」、福山の「福山城」・尾道の街並みなど見どころもたくさんあります。
これらの路線は、青春18きっぷの利用期間には、混雑して十分ローカル線の旅情に浸れない可能性が高いのでぜひ期間外にこのきっぷでの訪問をお勧めします。岡山駅の書店で「中国版ポケット時刻表」があれば十分に対応できますので605円払って是非購入しましょう。
いろいろな面で魅力のある岡山・福山地区へのおいでを心からお待ちしております。115系湘南色列車がなくなったとはいえ、まだまだ国鉄の香りが残っている岡山をよろしくお願いします。ぜひ115系G編成の顔を見てやってください。
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