利便性向上に見えますが、対応できる列車が少ないのでは? JR四国車内補充券購入時におけるQRコード決済へ対応

JR四国1500系 JR四国

 JR四国は、2025年(令和7年)3月27日(木)のプレスリリースで、列車内で車掌から補充券購入時にQRコード決済に2025年4月1日(火)から対応すると発表しました。現金だけではなく、「paypay」・「d払い」・「au pay」・「楽天pay」に対応するようです。支払い方法が複数になり利便性の向上が期待できそうですがどうなのでしょうか。

車内補充券*購入時におけるQRコード決済への対応について

JR四国ホームページ

車内での補充券購入について

 ICOCAが使用できない区間の駅・券売機が設置されていない駅等、事前に「きっぷ」が購入できない場合に車掌に申し出てゲームボーイ(ネタが古くてすみません。)のような機械で発行してもらう紙のきっぷが「補充券」です。JR・私鉄の簡易委託駅ですと今でも駅員さんが使われていると思います。当然、自動改札は通れないので有人改札で駅員さんに渡すか、ワンマン列車であれば運転手さんに渡します。

今回導入するサービス

 前述した「補充券」は、基本的に現金での支払いのみに対応していますが、JR四国の導入する機会は、4種類のQRコードでの支払いに対応しています。都会に住んでいる方ですと、交通系ICカード・QRコードでの支払いが多いでしょうから利便性の向上に繋がると思われます。

対象となる列車は

 「補充券」車掌さんから購入するものなので当然ツーマン(車掌さんが乗務する列車)が対象です。しかし、時刻表を見たいただくと分かりますが、JR四国の列車はワンマン運転の列車がかなり多いです(列車番号4000番台・5000番台の列車が該当)。しかも、電波が届かない区間があったりして実際には使えない場合が発生すると予想されます。

 プレスリリースにもあるようにその場合は、現金での対応になります。

 私は、JR四国は「ICOCA」を導入しているので、広島電鉄と同様に簡易型のICOCA端末を導入すると思っていましたがそうはしないようです。「ICOCA」であれば、コンビニでもチャージできるので運賃箱の対応で済むと思うのですが、なぜかわざわざシステムを導入したのかについて疑問に感じました。個人的に疑問に感じただけで、JR四国にないか言ったりとかはしませんが・・・。

まとめ

 JR四国では、4月1日より「補充券」の購入を4種類のQRコードに対応します。ただし、ワンマンカー・電波状況により使用できないこともあるため念のため四国に行くときは、現金(特に小銭)を持っていくのを忘れないようにしましょう。

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