4月25日(金)奥羽本線(新庄~院内間)運転再開 #ただし減便と乗換により利便性低下

新庄駅です。 東北地区

 JR東日本は、現在豪雨災害により不通となっている奥羽本線(新庄~院内間)を2025年4月25日(金)から運行を再開すると発表しました。電化設備を撤去したため、GV-E400系とキハ110系による運行になり、1往復を除き院内駅もしくは横堀駅での乗り換えとなります。

 ダイヤ改正のプレスリリースにはありませんでしたが、奥羽本線の湯沢駅(もしかしたら秋田駅)~横堀駅の間も1往復の減便となるようです。

奥羽本線 新庄~院内駅間 運転再開について

JR東日本ホームページ

豪雨災害による運休

 2024(令和6年)年7月26日の豪雨災害により、舟形駅~芦沢駅間の法面が崩れ不通となりました。2024年9月1日より、新庄駅~院内駅でバス代行が行われています。2024年(令和6年)10月18日に電化設備を撤去し、電気式気動車GV-E400系およびキハ110系での運行により2025年(令和7年)のゴールデンウィークにあわせて運転を再開すると発表されました。

 同様に、豪雨災害で不通となっている陸羽東線については、復旧の目途が立っていません。

運転再開部分のデータ

 

被災前の新庄駅~院内駅の間のデータです。

  • 路線距離(新庄駅~院内駅) 45.8キロメートル
  • 駅数 8
  • 軌間 1,067ミリメートル(狭軌)
  • 電化(交流20,000ボルト 50Hz)、単線
  • 使用車両 701系・キハ110系(新庄駅~真室川駅間の区間列車のうち1.5往復)
  • 列車本数 新庄駅~院内駅間 8往復(上りの1本を除きすべて秋田駅と直通運転)また、新庄駅~真室川駅間の区間列車 2往復
  • 輸送密度(新庄駅~湯沢駅) 291(2023年度)

運転再開後の運転体系

  JR東日本から次の運転体系での運転再開が発表されています。

JR東日本ホームページより引用

 現行の新庄駅(18時32分)発秋田行きと秋田駅(17時45分)発新庄行き(院内駅18時56分発の最終列車)が減便されます。

 新庄駅~真室川駅の区間運転列車は、夕方の1往復が減便されます(新庄駅16時36分発と真室川駅17時02分発)。

 新庄駅~真室川駅間はキハ110系(恐らく1両)、新庄駅~院内駅間の7往復はGV-E400系(輸送密度から見ると1両での運転?)となります。また、院内駅もしくは横堀駅での乗り換えとなり、秋田駅までの直通運転は1往復と大きく減少します。

 新庄駅(13時36分発・15時36発)と横堀駅(12時21分発)の列車が快速列車となります。停車駅は、真室川駅・院内駅となります。

 この区間の利便性が大きく低下します。快速通過駅は、1日に下り6本と上り7本になります。

時刻表

  • 下り(院内・秋田方面)横堀駅で同一ホームで乗り換え可能
山形発新庄着新庄発真室川横堀着横堀発秋田着
5:537:077:137:30
つばめ1717:007:467:488:058:438:4810:30
つばめ1239:5510:4611:1811:3512:1112:1714:11
つばめ13312:4513:3213:3613:5014:2514:3016:12
つばめ13714:4415:3015:3615:5016:2316:2818:11
15:4517:0417:1617:3318:0918:2720:12
17:5419:0419:0819:25
18:5920:1020:1320:31直通21:0722:56
21:2821:4422:2122:260:18

 乗り換えは、院内駅でもできます。また、山形発20時21分発新庄行きは、減便の対象のようです。横堀行きの始発列車が6分繰り下がり、最終列車が9分繰り上がります。

  • 上り(院内・山形方面)
秋田発院内着院内発真室川新庄着新庄発山形着
横手5:396:166:226:547:117:158:01つばさ128
7:418:00
5:497:53直通8:258:429:1610:02つばさ136
8:0910:0110:0810:4110:5811:1312:03つばさ140
10:1612:2112:2712:5413:0813:1814:02つばさ144
13:4515:4015:5716:3216:4917:1218:03つばさ156
15:4517:4017:4518:1918:3618:4319:29つばさ158
16:4518:5719:0319:3519:5119:5720:40つばさ160

 横堀駅での乗り換えも可能です。また、始発列車が6分、最終列車が54分繰り上がっています。

まとめ

 現在不通となっている奥羽本線(院内~新庄間)は、2025年4月25日(金)から、電化設備を除去しGV-E400系とキハ110系により運転を再開します。列車本数が、院内~新庄間で1往復と新庄~真室川で午後の区間列車が1往復減便となります。始発列車が6分、最終列車が下りで9分、上りで54分繰り上げになります。

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