JR西日本春の臨時列車発表 #将来の和倉温泉行き復活への準備か

「まほろば」用683系和倉温泉行き「サンダーバード」となるか 臨時列車

 昨日(1月17日)にJR西日本より春の臨時列車についての発表がありました。その内容について見てみたいと思います。内容としては、新幹線・特急列車が中心の内容になっています。

2025年【 春 】の臨時列車の運転について

JR西日本公式ホームページより

東海道・山陽新幹線

 東海道・山陽新幹線では、一日最大84本の臨時列車が設定され、1時間最大10本の運転があります。ダイヤ改正による増発分をフル活用した運用となっています。なお、4月26日(金)から5月6日(金)の期間は、全車指定席となりますので注意が必要です。また、3月15日(土)以降はのぞみの自由席が2両となります。

北陸新幹線(大阪方面から北陸方面)・サンダーバード

 北陸新幹線つるぎと大阪から連絡するサンダーバードが1日最大6本運転されます。1日最大8往復の設定です。2024年にあった「サンダーバード90号(定期列車つるぎ45号と接続)」は、今年は運転されません。運転日についてもゴールデンウィーク中心となっており新幹線開業効果があったもののゴールデンウィーク中の利用者が前年度10%減でしたのでしかたないと思います。しらさぎについては、前年度の実績が約40%減でしたので臨時列車なしは妥当なところでしょう。

北陸新幹線(北陸から東京方面)

 東京方面には、一日最大24本の列車が運転されます。JR東日本との調整と大宮ー東京間の線路容量の関係で1時間2本あっても東京方面は、定期列車と近い時刻設定になっているため改善の余地がありそうです。

くろしお(和歌山・白浜・新宮方面)

 昨年度と比較すると、1往復設定が増えています。くろしお87号(新大阪10時41分発白浜行き)、くろしお84号(白浜15時49分発新大阪行き)です。昨年は、利用者数が微増でしたので新たな需要の掘り起こしをねらった設定でしょう。

きのさき・はしだて・こうのとり(京都・大阪から北近畿方面)

 昨年度と同じです。金曜日・土休日運転の臨時列車の運転です。昨年度の実績から考えると妥当なところでしょう。嵯峨嵐山停車は、山陰本線(嵯峨野線)の混雑回避のためと思われますが、特急券1290円(ネットレスで600円)は、10分の乗車時間で考えると高いような気がします。また、全席指定席ですので北近畿地方から京都駅までの利用客が減るのは収入的にどうなのでしょうか。はるかが山科発着となり山陰本線の増便が可能になるまでの間でしょう。

スーパーはくと・やくも(山陰方面)

 現在毎日運転の臨時列車の定期列車への格上げです。新型コロナの影響がなくなり利用者数が戻ってきたため定期列車に戻すようです。特にやくもについては、昨年度大きく数字を増やしていますので妥当なところでしょう。

サンライズ出雲(山陰方面)

 昨年度は、ゴールデンウィーク全体で2往復の設定でしたが、1往復に減っています。プラチナチケットとして有名な列車ですが車両のやりくりがつかなかったのでしょうか。定期の列車と違い長い時間楽しむことができるのでぜひ乗りたいです。

まほろば(大阪から奈良方面)

 大阪駅地下ホームから新大阪経由を経由しおおさか東線通り奈良へ向かう列車です。1往復追加になります。大阪発が9時58分・14時15分発、奈良発が12時21分発・16時21分発の2往復です。土曜休日の運転となります。また、現在のまほろばは定期列車に昇格します。この列車は、683系2000番台リニューアル車での運転となっています。コストのかかる交直流電車を使用するのは、以前報道された和倉温泉行き臨時サンダーバードに使うためでしょう。

いにしへ(京都から奈良方面)

 35年ぶりに奈良線を走る特急列車です。車両は289系3両編成です。「ふれ愛紀州路」「しらはま」以来となります。京都9時41分発奈良行きと奈良16時14分発京都行きです。ゴールデンウィーク中の設定はないので、鉄道ファン向けの列車のようです。381系での運転でも面白かったと思います。

 

最後に

 今回の目玉は、「まほろば」、「いにしへ」ではないでしょうか。3両編成とはいえ近いうちに、旧北陸本線を走るサンダーバードを再び見れる日が来ることが楽しみです。また、35年ぶりの奈良線特急も期待できます。鉄道ファンにも目を向けているJR西日本をこれからも応援していきたいです。

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