2022年(令和4年)の大雨により不通となっているJR津軽線(蟹田駅~三厩駅)の代行バスとなっている「わんタク」ですが、2025年(令和7年)4月1日(火)よりJR津軽線の代行バス扱いでない便(わんタク定時便)について停留所を増やすことにより利用者の利便性の向上を図ることになりました。本数は、代行バスと併せて下り(→三厩方面)が9本・上りは(→蟹田・青森方面)7本の設定です。
わんタク定時便・JR津軽線代行バス
JR津軽線(蟹田駅~三厩駅)間を乗り合いタクシーで運行されます。なお、朝・夕方の便(下り4本・上り3本)は、JR津軽線の代行バスの扱いで運行しているため運転区間は、蟹田駅~三厩体育館前となっています。
データイムに運行される「わんタク」については、観光地である「竜飛埼灯台」「階段国道」「青函トンネル記念館」まで運行されます。運賃については、蟹田駅~三厩駅間は代行バス扱いのためJRのきっぷで乗車できます。それ以外の区間は500円の同一運賃で利用することが可能です。ただし、「階段国道」「青函トンネル記念館」での乗降を希望する場合は、事前に予約が必要です。
乗り合いタクシー「わんタク」ホームページより引用
ダイヤ(2025年4月1日以降)
以前、三厩駅から路線バスで竜飛埼方面へ行こうとしたことがありましたが、当時はバスの接続が悪く最終的には、「スーパー白鳥」で竜飛埼駅で下車して訪問した思い出があります。また、蟹田駅~三厩駅間の列車本数も少なく観光地としてのアクセスはあまりよくありませんでしたが、「わんタク」については、蟹田駅で青森方面の列車と接続が大変便利になっています。これとは別に「わんタクフリー便」という乗り合いタクシーの便もあります(要予約)。
なお、今別町の区域には、愛乗タクシーが設定されており、奥津軽今別駅~津軽中里駅間ではそちらの利用も可能です。
愛乗タクシー:奥津軽いまべつ駅・津軽中里駅間 事前予約制乗合タクシー|愛乗タクシー予約サイト
津軽線 | わんタク | 新幹線 (北海道方面) | わんタク | ||||||
蟹田 | 蟹田 | 奥津軽 いまべつ | 下り | 上り | 今別 | 三厩 | 青函トンネル記念館 | 竜飛埼灯台 | |
代行バス | 6:58 | 7:08 | 7:37 | 8:12 | 7:26 | 7:48 | 8:02 | ||
わんタク | 8:50 | 9:00 | 9:32 | 10:07 | 9:46 | 10:08 | 10:28 | 10:34 | |
わんタク | 9:56 | 10:33 | 10:22 | 10:47 | 11:09 | 11:29 | 11:35 | ||
わんタク | 11:38 | 12:00 | 12:37 | 14:15 | 12:51 | 13:13 | 13:33 | 13:39 | |
わんタク | 13:51 | 14:01 | 14:33 | 13:35 | 14:47 | 15:09 | 15:29 | 15:35 | |
代行バス | 13:51 | 14:06 | 14:35 | 14:46 | 15:00 | ||||
代行バス | 16:08 | 16:20 | 16:49 | 17:01 | 15:35 | 17:00 | 17:14 | ||
代行バス | 17:19 | 17:30 | 17:59 | 18:58 | 18:10 | 18:24 | |||
代行バス | 18:52 | 19:02 | 19:31 | 20:58 | 19:27 | 19:42 | 19:56 |
わんタク | 新幹線 (北海道方面) | わんタク | 津軽線 | ||||||
竜飛埼灯台 | 竜飛埼灯台 | 青函トンネル記念館 | 三厩 | 今別 | 奥津軽いまべつ | 下り | 上り | 蟹田 | 蟹田 |
代行バス | 6:04 | 6:16 | 6:28 | 6:49 | 6:58 | 7:09 | |||
代行バス | 8:01 | 8:13 | 8:25 | 10:07 | 7:26 | 8:55 | 9:11 | ||
わんタク | 10:10 | 10:14 | 10:36 | 10:59 | 11:07 | 10:22 | 11:44 | 12:10 | |
わんタク | 12:10 | 12:14 | 12:36 | 12:59 | 13:07 | 14:15 | 13:44 | 14:14 | |
わんタク | 14:15 | 14:19 | 14:41 | 15:04 | 15:12 | 15:49 | 16:25 | ||
わんタク | 15:35 | 15:39 | 16:01 | 16:24 | 16:32 | 17:01 | 15:35 | 17:09 | 17:27 |
代行バス | 17:45 | 17:57 | 18:09 | 18:58 | 18:39 | 19:03 |
JR津軽線との乗り換えが良くなりて鉄道時代より便利になっています。これであれば日常の利用も十分可能でしょう。後は、利用客がある程度あり本数の維持もしくは増便があれば、鉄道で維持するより便利になるものと思われます。他の赤字ローカル線についても鉄道維持にこだわるよりも便利な方法があれば積極的にそちらの方向に舵をきるのも一つの考え方だと思います。
まとめ
JR津軽線の代行バスを兼ねた「わんタク」は2025年4月1日にダイヤ改正を行いより便利になります。竜飛埼方面への観光を考えている方は選択肢の一つに入れてみるのもよいのではないでしょうか。
JR津軽線(蟹田駅~三厩駅間)は、2027年(令和9年)4月に廃止の予定となっています。今後は、「わんタク」により地方交通が維持されることになります。
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