長野県上田電鉄別所線増発へ　＃北条家と真田家の街

　1月23日に長野県にある鉄道路線を運営する上田電鉄は、上田以内を走る別所線で3月15日（土）に実証実験としてダイヤ改正を行い増便することを発表した。今回の改正は、実証実験とはいえ、大胆な増便を伴うもので乗客数がどのように変わるかについて期待が持たれています。

上田電鉄時刻表ダウンロード
上田電鉄ホームページより

　この路線は、長い間経営が思わしくなく2005年10月3日に公的支援を受けるため上田交通の子会社として再出発をはたした路線です。今回の改正では、上田駅～下之郷駅の区間列車を設定し、ほぼ1時間あたり2本、通勤時間帯は3本の運行を行い利便性を図ります。また、しなの鉄道からの乗り換え時間を見直し余裕のある乗り換えができるようになります。

　上田市は、塩田流北条氏（戦国大名の後北条氏とは異なります）のゆかりの地であり、別所線の沿線には観光スポットが点在しており歴史好きの人にとっては大変魅力のある街です。また、2016年（平成28年）には、大河ドラマ「真田丸」が放映され一躍有名になりました。真田昌幸を演じる草刈正雄さんの名演技は今でも記憶に残っているかたも多いでしょう。一度目は、名将の誉れ高い徳川十六神将である鳥居元忠、大久保忠世らの兵を退け見事城を守り切り、二度目は、二代将軍徳川秀忠、徳川家康から「友」と呼ばれた知将本多正信らを足止めし関ケ原に行かせまえんでした。結果は、西軍の負けで終わり真田昌幸と真田幸村は、高野山麓の九度山に追放され監視される身となりました。

　2006（平成18年）に、旧上田市・丸子町・真田町・武石村が合併して、今の上田市となっています。人口は約15万人おり市内を千曲川が流れています。リンゴが名産ですが、別所線沿線には田んぼが広がりリンゴ畑も風景は楽しめません。終点の別所温泉駅では、3つの外湯があり、真田幸村隠しの湯「石湯」も楽しむことができます。他にも見どころがたくさんある上田市ですが、全部書くときりがありませんので観光協会のホームページへのリンクを貼っておきます。