2025年度ダイヤ改正(JR西日本 岡山・福山地区) #姫新線存続への試金石

2025年度ダイヤ改正岡山地区 ダイヤ改正
2025年JR西日本岡山地区のダイヤ改正

 2024年12月13日(金)に、JRグループのダイヤ改正と智頭急行のダイヤ改正が発表されました。2025年1月14日時点では、井原鉄道・水島臨海鉄道からの発表はありません。

ダイヤ改正のご案内:JRおでかけネット

JR西日本公式ホームページより

2025年春ダイヤ改正について(ニュースリリース)

智頭急行公式ホームページより

東海道・山陽・九州新幹線

・のぞみ号の自由席が3両から2両へ変更

 のぞみ号の3号車が指定席車両となります。自由席は250席から85席減り165席となります。ビジネスブース車両へ運用変更があった場合は2号車のうち10席が指定席となる可能性が可能性が考えられます。岡山であれば、自由席の利用者は岡山始発ののぞみ号は少ないので多少時間がかかったとしてもひかり号の自由席にシフトするのではないでしょうか。

・臨時列車さくら574号の設定

 鹿児島中央(6時00分)、岡山(9時09分)、新大阪(9時59分)の時刻で運転。岡山始発9時06分発のぞみ号があるため、広島駅以西の利用者のためでしょう。博多の増発分にはのぞみのみの記載であることから広島8時台の臨時速達列車は、これでしょう。

・臨時列車のぞみ203号の設定

 現行ののぞみ253号(東京19時00発新大阪行き)が臨時列車として博多まで延長運転されます。きりのいい時間に東京を出るので指定席は取りにくいかも。岡山22時17分着なので使いやすい時間だと思います。

・昼時間帯の臨時のぞみ号2往復設定

 時刻は記されていないが、広島と博多の到着時間から、下りは、のぞみ291号(東京6時54分発新大阪行き)とのぞみ303号(東京7時54分発新大阪行き)、上りは、のぞみ404号(新大阪発14時51分発東京行き)の運転区間延長と予測します上りは、のぞみ416号(新大阪15時51分発)とのぞみ430号(新大阪発16時51分発)でした。(1月18日修正)

・トイレの女性専用化

 16編成の列車の11号車を除く7か所が女性専用となります。近年は、男性でも小トイレを使わない人も結構いますので不潔感を感じる人もいるのでしょう。個人的には、女性専用車両が先と思っていましたがトイレが先でしたね。新幹線は、乗車時間が長いので妥当なところだと思います。JR西日本もサンダーバードに女性専用席を設置しているので近いうちに同様の扱いになるでしょう。トイレと話が変わりますが、荷物置き場問題についても何とかならないものでしょうか。インバウンド客の多いひかり号の運用を独立させてデッキ部分と座席の一部を利用するとかできないかと考えたりしていますが・・・。現実的には、この問題はリニア開通まで解決しないでしょうね。

瀬戸大橋線普通列車ワンマン化

 瀬戸大橋線の一部を除き普通列車がワンマン運転となります。213系6両で運転されている527M(岡山8時発児島行き)と528M(児島8時55分発岡山行き)以外の列車が対象でしょう。そのために瀬戸大橋線に227系を投入したのでしょう。都市型ワンマン形態での運用となりそうです。227系運用は将来的にはワンマン化されると思います。車体に装着しているカメラを使うようなので2両もしくは3両の列車が対象でしょう。

山陽本線(金光ー岡山間)土・休日2往復増便へ

 土・休日に山陽本線が2往復増便されます。観光客と倉敷のアリオ、岡山のイオンのためでしょう。新型コロナが落ち着き、需要が戻ってきたためだと思います。コロナ下でさえ令和3年度岡山県統計年表によると新倉敷ー岡山間は、すべての駅で利用人数が2500人を超えているため現状では輸送力不足との認識だと思います。平成初期は、岡山ー福山間は、基本4両以上で毎時6本あったのでそれを考えると寂しい気持ちはありますが・・・

山陽本線(相生方面)時刻変更か

 智頭急行の発表によると智頭急行736Dの上郡到着が15時11分になり、山陽本線1318M相生行き15時05分と接続しなくなります。10分程度遅い時間に変更となりそうです。これに合わせてデータイムの相生方面の山陽本線がずれるのではないでしょうか。

姫新線最終列車繰り上げ

 姫新線2874D(新見21時50分発中国勝山行き)と9877D(中国勝山22時49分発新見行き)の時刻が1時間程度繰り上がります。これに、より津山方面からの接続がなくなります。新見行きは、列車番号的にも臨時列車らしい番号であり近いうち回送列車となり最終的には2本とも廃止の可能性もあります。そうなるのであれば中国勝山駅は、令和3年度岡山県統計年表において利用者数が100人以上ありますので、21時55分の中国勝山行きを久世行きとしたらよいのではと思います。

うずしお岡山乗り入れ廃止

 うずしお13号(岡山11時05分発)、29号(岡山19時05分発)、6号(岡山10時33分着)、22号(岡山18時47分着)の岡山ー高松間が廃止されます。これにより、岡山から徳島への移動はマリンライナーを利用して高松駅でうずしおへの乗り換えとなります。現在、これらの列車は、マリンライナーからの高松乗り換えが不便(マリンライナー到着5分前にうずしおが高松駅を発車)ですので利便性が向上します。そもそも徳島県(西部の土讃線エリアを除く)は、関西方面への需要が高い地域ですのでほとんどの方は料金が安く(4000円程度)所要時間の短い(2時間30分程度)高速バス利用でしょう。JR四国の立場でみると岡山と高松とで特急料金が660円しか違わないうえにJR西日本に配分されることを考えるとほとんど利益はないのではないでしょうか。さらに、高徳線のパターンダイヤ化もでき運用のやりくりでキハ185系の特急型車両の置き換え車両の製造が不要になるためメリットは大きいと覆われます。

まとめ

 今回のダイヤ改正では、岡山地域においては、大きな改正はないようです。取りあえずは、227系がそろうまでは現状維持もしくは輸送密度が戻ってきているところでは、増便もありそうです。ただ、行先変更・両数の変更の内訳は不明ですので、運転区間の短縮や減車はありそうです。227系は、2両編成と3両編成のため小回りが利くためニーズに応じた対応が可能です。同じ227系の広島地区の増便・増車が発表されているため、福山駅ー糸崎駅間からの撤退もありそうです。答え合わせは、2月の時刻表発売まで待つとしましょう。

1月15日 うずしお号の記事を追加

コメント

タイトルとURLをコピーしました