姫新線、将来的には中国勝山～新見間の最終列車を減便か？　普通列車接続の向上による利用客増加次第

　2025年（令和7年）3月15日（土）のダイヤ改正において、最終列車が1時間近く繰り上がります。また、津山駅からの最終列車からの接続もなくなります。一方で、新見（19時51分）発津山行きの列車は伯備線からの接続が改善されます。将来的には、この列車が新見駅発の姫新線最終列車となるのでしょうか。

2025年３月15日(土) ダイヤ改正を実施します

JR西日本ホームページ

ダイヤが変更される列車（姫新線）

　次の列車の時刻が変更になります。当該列車は休日のみ運休となります。

• 新見駅（21時50分）発中国勝山駅（22時42分）着→新見駅（20時51分）発中国勝山（21時46分）
• 中国勝山駅（22時49分）発新見駅（23時38分）着→中国勝山駅（21時54分）発新見駅（22時43分）

　これらの列車は、姫新線（中国勝山～新見）間の最終列車です。また、中国勝山駅発の列車は、津山駅（21時55分）発の最終列車からの接続があった列車でありこのダイヤ改正により津山駅からの最終列車は約2時間繰り上がります。

姫新線のダイヤと伯備線のとの接続

赤字は特急「やくも」号です。

　新見駅での伯備線から姫新線の接続は、日中は「やくも」号を重視して接続していますが、今回の改正で新見駅（19時51分）発の列車と伯備線の普通列車の接続が改善されます。また、新見発の最終列車についても普通列車との接続されており一定数の通勤通学需要はあるものと思います。姫新線から伯備線への接続については、今回のダイヤ改正での変更は特にありません。

将来的にはどうなるか

　今回、最終列車を繰り下げたことにより利用者がどのように変わるかがポイントになると思います。特に、新見駅（20時51分）発の最終列車は、折り返しの列車である中国勝山駅（21時54分）発の快速列車が津山方面からの接続がなくなったため利用はほとんど望めません。それを考慮すると、折り返しの快速列車を回送列車とするか、1往復減便ということも考えられます。どうなるかは、最終列車の利用者数次第となるでしょう。

まとめ

　2025年3月15日（土）のダイヤ改正により、姫新線の新見駅～中国勝山駅の間の最終列車が約1時間繰り上げとなります。伯備線普通列車との接続回線を図った列車の利用率によっては姫新線が減便となる可能性が考えられます。