後藤総合車両所出雲支所(西出雲駅付近)に所属の381系(66両)が287系(44両)に置き換えられました。今後はどうなっていくのでしょうか。現状を見ながら考えてみたいと思います。
所属車両
- 273系
![287系やくも(岡山駅)です。](https://railfromokayama.com/wp-content/uploads/2025/02/IMG_0266-1024x768.jpg)
岡山駅と出雲市駅を結ぶ特急「やくも」用に44両(4両×11編成)が配置されています。運用は8運用あります。基本は4両での運行ですが、多客期は2本併結しての8両で運行されます。2024年(令和6年)に投入されました。
- 285系
![「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」用の車両です](https://railfromokayama.com/wp-content/uploads/2025/02/IMG_0351-1024x768.jpg)
「サンライズ出雲」・「サンライズ瀬戸」および臨時の「サンライズ出雲91号」「サンライズ瀬戸92号」に使われます。21両(7両編成×3本)の配置ですが、JR東海の所有する14両(7両編成×2本)についてもこちらで管理されています。なお、運用数は4ですが、臨時列車が設定されるときは5本すべてが使われます。1998年(平成10年)に新製され当支所に配置されました。
- クモヤ145系
![](https://railfromokayama.com/wp-content/uploads/2025/02/145.jpeg)
業務用の車両で旅客運用にはつきません。381系「やくも」の編成を変えるとき、285系「サンライズ」の編成をばらすときに使われます。
- キハ120系
![木次線と山陰本線で走ります。](https://railfromokayama.com/wp-content/uploads/2025/02/023c5442c48dd45545c997a743ab7d71.jpg)
8両が所属しており、主に木次線(宍道ー備後落合)間を走行します。また、朝に山陰本線(松江ー宍道)間で1往復・(出雲市ー西出雲)間で2.5往復の設定があります。2021年に木次鉄道部から転属しています。ステンレス製車両の0番台(ロングシート)が5両と普通鋼製車両の200番台が3両(セミクロスシート・塗色は首都圏色(たらこ色))となっています。過去は、4両編成(3両は回送扱い)での運行もありましたが、今は2両までの運行となっています。トイレがなかったころは、木次線の全線走破はトイレとの戦いでした。ゴミ箱が設置されています。
過去所属していた車両(印象的な車両のみ)
- 381系
![381系スーパーやくも塗装です。](https://railfromokayama.com/wp-content/uploads/2025/02/606a130e5ba210cc4bbeb49ebb15717d.jpeg)
先代の「やくも」です。66両が所属し、需要に応じて編成を組み替えて運行していました。2006年3月18日のダイヤ改正までは、グリーン車を連結しない3両編成もありましたが、それ以降は4両~9両での運行でした。全盛指定車となる前は、主な停車駅にはその日の編成一覧がホームに掲示してありました。今年1月5日の臨時列車が最後の活躍となりました。
自然振り子車両であり、酔う人がいましたのでエチケット袋が用意されていました。確かに、走行中は結構揺れるのでトイレに行くのが大変だったです。
- 113系
![](https://railfromokayama.com/wp-content/uploads/2025/02/0e28c4237d11c83b042705573b61c1db.jpg)
平日の朝に設定されていたライナー券不要の「通勤ライナー」の3代目車両として運行していました。もともとは「やくも」の間合い運転としてキハ181系、381系が使用されていましたが2年間のみの活躍でした。以後は、キハ126系2両での運転となりました。「通勤ライナー」以外の運用がなかったので仕方なかったのでしょう。実のところ山陰地区では、普通列車で最初の転換クロスシート車両でした。
- キハ181系
1982年(昭和57年)の7月1日伯備線・山陰本線電化まで、陰陽連絡特急「やくも」として運行していました。気動車なので岡山ー益田間を6時間かけて運行する設定もありました。最盛期は、食堂車込みでの11両編成で運行されていました。2002年の「リバイバルやくも」が最後の活躍でした。私も、乗車しました。
今後の予想
381系から273系への置き換えにより、車両数が22両減少しています。2024年(令和6年)の多客期には、273系だけでは足らず波動用に残していた381系を臨時列車として使っています。283系「オーシャンアロー」の転入のうわさもありますが、今のところ正式発表はありません。
ゴールデンウィーク期間中のプレスリリースにも記載がなかったので273系44両体制でいくものと思われます。
22両所属が減少しましたが、今後はどうなるのでしょうか。伯備線(新見ー米子間)については、何らかの取り決めがあるのか新見ー米子間の運用と生山ー米子間の気動車の運用は、前者が岡山車・後者が米子車となっています。「ICOCA」が新見ー米子間のすべての駅に導入されれば、227系500番台(Urara)での置き換えがあると思いますが、そうでなければ岡山の115系G編成の運用もしくはキハ120系での運転となるでしょう。余裕が22両と考えれば115系G編成かキハ120系のどちらかが転属となるでしょう。
運転手については、新見以北は、米子運転所の管轄なので統一するほうが合理的と思いますので、転属させるのではないでしょうか。キハ120系も美祢線不通の影響で余剰がありますし、115系G編成であれば、山陰本線電化区域(伯耆大山ー西出雲間)の普通列車を電車化が可能でしょう。
近いうちに何らかの変化があると思いますので注意してみていこうと思います。
115系G編成に注目してみた記事です。よろしければ見てください。本当に岡山地区ではあまり見なくなりました。赤穂線で2.5往復、山陽本線1往復、伯備線(岡山ー備中高梁間)で4往復となっています。
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