JR西日本は、3月15日(土)にダイヤ改正を行います。その中で、山陽本線(糸崎駅~岩国駅間)で、平日の昼間の時間帯に3両編成の列車を4両以上に増車(糸崎駅方面8本、岩国駅方面9本)されます。また、夕方・夜の時間帯に、山陽本線(広島駅~五日市駅)の間で5本増便するとされています。どこから持ってくるのでしょうか考えてみたいと思います。
JR西日本ホームページ
対象となる列車は
平日の昼間の列車と記載していますので、10時から16時台の列車と考えてよさようです。また、可部線(広島駅~横川駅)と呉線(海田市駅~広島駅間)は対象外だと思われます。両方の路線とも昼間に3両編成以下の運行がありますが、プレスリリース内では、呉線へ入線する列車の土休日の増便は、山陽本線ではなく呉線扱いとなっているので間違いないと思います。
増車の範囲は
4両以上という事なので、5両・6両への増車もあると思いますが、基本的には4両への増車となると思います。ここで問題となってくるのが増結分の車両の確保です。広島地区は227系「Red Wing」で車両を統一していますので他の地域から車両を持ってくることはないと思います。そう考えると、227系の運用の見直しで持ってくることになるでしょう。
運用の見直しが可能な区間
次の区間が可能だと考えています。
- 岡山支社の山陽本線(福山駅~三原駅)
一番可能性が高い地域です。福山駅で運用が分かれている列車があり、その中に広島の227系で運行されている列車があります。岡山地区も227系「Urara」が投入されており広島の車両を使わないといけない理由はありません。また、115系にも予備車がありますので消費電気量の問題はあるかもしれませんが代替は可能です。恐らくは、ここが最有力候補でしょう。ただ、今回のダイヤ改正で減ると思われていた福山駅での乗り換えの列車がそのまま残っていることは気になる点としてあります。
また、運行している本数が多くないので、福山地区からだけでは17本分の車両を捻出するのは厳しいと思いますので他からも回す必要があると思います。
- 山口地区の山陽本線(岩国駅~新山口駅)
ここも、可能性は高いと思います。山口地区の車両が不足するようであれば、岡山から回すこともできます(ワンマン改造が必要ですが)ので有力な候補の一つでしょう。ただ、ここも運用数は多くないのでこれだけではまだ足りないかもしれません。
- 呉線の普通列車
現在、呉線で運行している2両+2両の4両編成を山陽本線の3両と置き換える方法です。呉線は、減車になりますが十分にあり得ると思います。これらの3つで何とかできるのではないかと考えています。
- (おまけ ないとは思います)
車両だけを確保するのであれば、日中の可部線を単短編成化する方法もあります。しかし、可部線は昼の時間帯でも利用者が多いので多分ないと思います。
まとめ
3月15日のダイヤ改正で山陽本線の昼間の時間帯の列車が4両編成以上になります。車両数が問題になるかと思いますが、福山・山口地区での運行分と呉線の4両の普通列車を3両に減車してまかなうことになるのではないかと予想します。
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